訪問看護ステーションとは?
訪問看護ステーションは、病気や障がいのある方が住み慣れた自宅で安心して過ごせるよう、看護師やリハビリ専門職が訪問して医療的ケアやリハビリを行うサービスです。
看護師は、医師の指示のもとで点滴や褥瘡(床ずれ)処置、薬の管理、体調の観察などを行います。
リハビリスタッフは、身体機能の回復や生活の質の向上を目的に、運動指導や住環境の整備、福祉用具の提案などを行います。
ご本人やご家族の希望、ケアマネジャーや医療機関からの依頼に応じて訪問を行い、地域の医療・介護・福祉と連携しながら、一人ひとりに合ったきめ細やかな支援を提供しています。
訪問看護ステーションの必要性
千葉県では、人口10万人あたりの訪問看護ステーションの数が全国的に見ても少なく、特に安房地域では休止中の事業所もあるなど、深刻な状況が続いています。各市町村の高齢者福祉計画においても、在宅医療の充実が大きな課題とされています。
当ステーションの代表も、安房地域で在宅医療に携わる中で、現場のリソース不足を肌で感じてきました。
実際に、ケアマネジャーからは「訪問看護が足りない」「もっと訪問を増やしたいが対応が難しい」といった声が多く寄せられています。
ゆとリハについて
私たち「ゆとリハ」は、2023年8月に館山市で開設された訪問看護ステーションです。
私たちのビジョン(理念)は、
「すべての人に健康と福祉を。」
誰もが、住み慣れた場所でその人らしい暮らしを続けられるよう、医療・介護・福祉の力で支えていくことを目指しています。
その実現に向けて、私たちは「空白に、医療の灯りを。」というミッション(使命)を掲げ、
医療資源が届きにくい地域にも必要な支援を届けることに力を注いでいます。
ゆとリハは、安房地域で初めて理学療法士が代表を務める訪問看護ステーションとして設立されました。
看護師によるケアに加えて、リハビリ専門職が設計した運動プログラムを看護師が実施するナースリハを提供。
医療とリハビリの両面から、生活機能の維持・改善を支援しています。
また、24時間365日のオンコール体制を整え、予防から看取りまで幅広く対応可能です。
スタッフにとっても“ゆとり”ある働き方を大切にし、訪問業務以外はリモートワークを推奨。
ICTの活用により、子育て中の方や多様なライフスタイルに対応した職場環境を実現しています。
私たちは、「地域にゆとりを」「こころにゆとりを」届ける存在として、
これからも地域を支えるインフラの一員として走り続けてまいります。